晴れ

今日は新宿シネマートに Zappa を見に行く。以下感想。

基本的に初心者向けのザッパ入門伝記映画という感じ。作曲好き、発言好きというのは伝わる。バンドやミュージシャンの運営で苦労したというのはジェームスブラウンと同じか。

オープニングとエンディング近くで、独立直後のチェコでのザッパのコンサートが出てくるが、これはいまのウクライナと強烈にシンクロする。気分は高揚するが、音楽的なものではない(ライブ音源はちょろっとしか流れない)。デビッドボウイのベルリンの壁コンサートもそうだが、政治的なことだけでミュージシャンが記憶されるのはどうかという気持ちになる。

そういう意味でもルースアンダーウッドがピアノで Oh No や Black Page を弾くが、これが素晴らしい。ザッパの曲はピアノでやると美しさが分かる。YouTube に上がっている Punky's Whips - Piano Version とかもそうだが(これも歌詞はほぼ無意味だし)。

ヴァリーガールの件もザッパと娘の話ということで分かりやすくはなるのだが、音楽的に大した曲じゃないしなあ。ザッパの音楽性に焦点を当てるのにはまだ早すぎるのか。


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